ガス会社で働くことを考えている人向けに、ここではガス会社の年収や稼ぎやすさなどについてまとめました。稼げるおすすめの職業についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ガス業界全体の平均年収は、およそ400~800万です。
エリアや会社の規模などによって年収は異なりますが、なかには平均年収が1,000万を超える会社もあるようです。職業全体で見ると、ガス業界は高収入の部類に入っていると言えるでしょう。
業績がよい企業に入社することで、ガス業界の平均年収よりもさらに稼げるかもしれません。
担当職 | 400~800万円 |
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指導職 | 900~1,100万円 |
総括職 | 1,100~1,300万円 |
基幹職 | 1,300~1,500万円 |
幹部職 | 1,500万円以上 |
全体的にガス業界の年収は高い傾向にありますが、職種によっても大きな差が生じます。
担当職だけを見ても、年収は400~800万と幅広いことがわかるでしょう。経験を積んで基幹職や幹部職になれれば、年収1,000万超えも夢ではありません。現場での業務をこなし、資格を取得するなどして徐々にスキルアップしていくことで、十分に稼げる職業だと言えそうです。培った知識や経験が給与に直結するため、モチベーションを高く持って仕事に取り組めるのではないでしょうか。
ちなみに、当メディア「職人道」でクローズアップしている施工職に関しては「担当職」が該当します。
ガス業界では、会社があるエリアによっても給与格差が生じることがあります。
とくに、大都市に本社を置く大手ガス会社やグループ会社などの関連企業は、地方よりも年収が高くなるケースが多いでしょう。なぜなら、経済的に潤った地域で会社が運営されているため、業績と比例して年収も高くなっていると考えられるからです。
一方、地方に本社があるガス会社では、その地域の経済状況に応じた給与体系であることが多く、都市部と比べて年収が低くなっている傾向です。
大手ガス会社と中小企業によっても、収入の違いは発生しています。
たとえば、東京ガスをはじめ、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスHD、大手4社の平均年収は、約735万円と高水準。一方、中小企業の年収は、およそ500万円台です。
収入に差がある理由は、提供しているサービスの差と考えられるでしょう。東京ガスや大阪ガスなどの大手企業は、ガス事業のほかにも電力事業やインターネット事業など幅広く展開している分、収入にも大きく影響していると考えられます。
東京ガス | 718万円 |
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大阪ガス | 685万円 |
東邦ガス | 576万円 |
西部ガスHD | 581万円 |
データによると、大手ガス会社の平均年収は、日本全体の平均年収と比較しても高い傾向にあります。
とくに、東京ガスはガス業界の中でも高水準であることがわかります。国内事業だけにとどまらず、海外ガス田開発など海外にも事業を展開。業績向上を実現しています。 次いで、大阪ガス。東邦ガス、西部ガスHDも高い年収を誇っており、安定した給与体系を提供しているようです。
これらの企業については、経験を積んでキャリアを重ねていけば、昇給も期待できるでしょう。
大手のガス会社は求人倍率も高いと想定されるうえ、平均年収といってもやはり差は生じます。当メディアでは、中小含めた32のガス会社を調査してみました。
調査したガス会社の初任給の平均は、19.2万~27.3万でした(※2023年11月時点)。高いところでは、35万円という会社も。東京にある会社の初任給はおよそ18~19万円台、地方の会社を見ると初任給は15万円台となっているため、本社がある地域や会社の規模によっても大きく差が見られます。
手に職をつけたい異業種からの転職者を応援する当メディア「職人道」では、さまざまな施工職の収入についてまとめています。
ガス会社の仕事のなかでも、配管工事の20代の平均月収は23万~28万ほど。施工管理の初任給は、21万円程度が相場のようです。
その中でも、メイン業務である給湯器や発電機といったガス機器の設置は、有資格者のみが行える業務。資格手当なども受け取れる会社が多いため、給与はさらに高くなるでしょう。求人サイトなどを参考にすると、月収30万円を超える会社もあるようです。
当メディアでクローズアップしている「給湯器施工」は、ガス会社の施工職のメイン業務であるほか、「給湯器販売会社・交換会社」と「住宅設備会社」という就職先も考えられる業務です。ここでは、それぞれの収入や稼ぎやすさについて比較してみました。
ガス会社、ガスグループ会社の給与は、入社当初は低いケースが多いですが、徐々に高くなっていく傾向です。
当メディアの調査によれば、平均月収は22.3万円~。しかし、大手ガス会社と中小企業、また、会社がある地域によっても大きな給与格差が生じる点は否めません。経験を積み、資格などを取得することで給与アップが期待できるでしょう。しかし、未経験で入社してすぐに稼ぎたいという人にとっては、少々不向きかもしれません。
当メディアの調査によれば、住宅設備会社の月収は28.7万円〜ですが、求人ボックスのデータを参考にすると、給与の幅は22.8万円~52.2万円と幅広い点が特徴です。会社の規模は大小さまざまであるため、それだけ給与の幅も広がっていると考えてよいでしょう。
また、会社によって給与体系もそれぞれ異なる傾向です。ガス会社、ガスグループ会社と比較すると、入社当初から稼げる会社だと言えるかもしれません。
当メディアのデータによると、給湯器販売・交換会社の月収は35万円〜です。未経験で入社しても、比較的高い水準の給与が期待できます。安全に作業ができるうえ、残業も少なく、休日もしっかり取得できます。経験者であれば、さらに高い収入を得られるでしょう。
業界・会社によっては、未経験でも比較的高い給料で施工職を積極的に採用しているところもあるよう。入社した当初から、効率よく稼ぎたい人におすすめです。
「給湯器販売・交換会社」は、未経験者でも比較的高い水準の収入が期待できる会社です。給湯器施工の専門スキルはもちろん、電気・水道・ガスといった広い分野で必要となる知識も身につけられます。作業規模が小さく短時間で作業が終わるうえ、効率的に稼げる点が魅力。繁忙期はありますが、しっかりと休めます。
専門知識を身につけるための研修制度が整っている会社もあるので、職人気質が必要とされません。着実にスキルアップできる環境を提供してくれます。
当サイトで掲載している「株式会社キンライサー」の給湯器取り付け・施工のスタッフさん達の多くが、ガス会社などライフライン事業業界から転職して活躍しています。
給湯器施工における稼ぎやすさ、できたスキルアップなどを、キンライサーで給湯器の施工職人として働く方々に聞いてきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
職人の人たちから影響を受け、誰でもできる仕事ではないところに魅力を感じていたので違う業界ですが転職を試みました。お客様に感謝され、喜ばせることができるうえ、前職よりも収入が上がりました。
[物流から給湯器施工に転職(50代)]
拘束時間が少なくプライベートの時間が取れるうえ、給与もよいので働きやすい。
[営業から給湯器施工に転職(20代)]
施工職についてみて、今の自分の目標は1日3枠の工事を行うことですが、そのためにスピードや段取りを意識して仕事をしています。日に日に実力が向上していることを実感しており、前の会社にいる時には出来なかった工事も、難なく行えております。
[営業から給湯器施工に転職(20代)]
資格取得支援制度で資格取得ができ、自身のスキルアップに繋がりました。
[建設業から給湯器施工に転職(30代)]
ガス会社の平均年収は、ほかの業界と比較して高い傾向にあります。そのなかでも、入社した当初から稼ぎたい人には、給湯器販売・施工会社がおすすめ。給湯器施工の専門知識に加え、インフラに関する幅広いスキルを身につけられるでしょう。拘束時間が短く、休みもしっかりと取れるため、仕事とプライベートの両立も可能です。
ガス会社で働くことを検討しているのであれば、ぜひ給湯器販売・施工会社を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
今回アンケートに答えてくれた給湯器施工の職人さん達が働くキンライサーさんは、給湯器の施工職人さんを未経験から積極的に採用しているようなので、ぜひチェックしてみてください。
CMでもおなじみのキンライサー。お湯が使えなくて困っているお客様に対して、ガス給湯器や故障したエコキュート商品の交換工事を行っている会社です。
未経験から一流の技術者を目指す人や、より高みを目指す経験者にとって充実した環境を提供。20代~60代の幅広い世代の人が、給湯器の施工職人として活躍しています。経験者はもちろん、異業種からキャリアチェンジした未経験者でも活躍できる仕組みが整っており、施工職人として必要な資格の取得費用も負担してくれます。 安心してスキルアップを目指せるでしょう。